お知らせ
海外の空き家の状況
日本だけではなく、海外の空き家の状況はどうなのでしょうか。注目してほしいのは「既存住宅の流通戸数」です。
既存住宅の流通戸数
この数値は、年間でどれだけの中古住宅が売買されているかを示しています。
世帯数・新築住宅着工数・空き家数などを比較してみると、中古住宅に関して日本の流通戸数が極端に少ないことが分かります。
数値でみていくと、2019年度の日本の新築住宅は94万戸、中古住宅は16万戸です。合計110万戸となります。
なぜ日本の中古住宅の流通数が少ないのか?
日本では新築住宅が多いというよりも、中古住宅の売買数が極端に少なくなっています。
この理由は、不動産を取り扱う専門家の建物に対する知識不足と、流通の仕組みや金融(住宅ローン)の制度の未整備があります。
日本では新築住宅約85%、中古住宅約15%となっています。日本では住むなら新築での気持ちが根強く残っています。
世界(アメリカ・ヨーロッパ)を見ると、この比率は逆になるんですね。
今回は、日本と世界との状況を比較してみました。
もちろん国や地域によって違いはあります。地震大国の日本で建築寿命が同じではないです。世界の状況にも目を向けて、中古戸建の市場に目をむけることで新しいもの違う価値を提供できていければ良いですね。